サジェスト汚染とは？原因・影響・対処法・対策業者まで徹底解説

サジェスト汚染とは、Googleなどの検索エンジンのキーワード候補に、ネガティブな言葉が表示される状態です。

ひどい場合は、社会的信用の低下や経営悪化につながる恐れがあります。

この記事では、サジェスト汚染の原因や仕組みを解説するとともに、有効な対処法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

サジェスト汚染とは何？定義と仕組みを紹介

サジェスト汚染とは、「サジェスト」という検索エンジンの検索キーワード候補に、ネガティブな単語が表示されることです。

サジェストは、Googleの検索機能のひとつで、検索窓に単語を入力すると、関連づいた検索候補が表示される仕組みです。

Googleサジェストは、以下の要因をもとにして表示されるようになっています。
これらを悪用し、「キーワード　ネガティブな言葉」で頻繁に検索したり、企業や商品の悪い評判を掲示板やSNSに何度も投稿したりすることで関連度を上げ、意図的にサジェストにネガティブなキーワードが表示されるようにするのが、サジェスト汚染の大まかな仕組みです。

サジェスト汚染の例

サジェスト汚染の具体的な例を、以下の表で紹介します。

対象	サジェスト例	想定される影響
飲食店	・（店名） まずい ・（店名）接客がよくない ・（店名）不潔 ・（店名）ぼったくり など	・客足の減少 ・予約のキャンセル増加 ・売り上げの減少 ・スタッフのモチベーション低下 など
企業	・（企業名）ブラック企業 ・（企業名）パワハラ ・（企業名）やばい ・（企業名）給料が安い など	・採用応募者の減少 ・取引先からの信用低下 ・ブランドイメージの低下 ・売り上げの減少 ・社会的信用の低下 ・顧客の離脱 など
有名人	・（人名）嫌い ・（人名）死亡 ・（人名）性格悪い など	・ファン離れの加速 ・出演番組の喪失 ・契約打ち切り など
サービス名	・（サービス名）詐欺 ・（サービス名）悪徳商法 ・（サービス名）意味ない など	・利用者離れ ・低評価の増加 ・売り上げの減少 など
商品名	・（商品名）危険 ・（商品名）健康被害 ・（商品名）まずい ・（商品名）やめとけ など	・購入控えによる売り上げの低下 ・返品の増加 ・クレームの増加 ・契約打ち切り など

サジェスト汚染は放置しておくと、被害がどんどん広がります。最悪の場合、ブランドイメージや社会的印象が低下し、売り上げや経営に悪影響を及ぼすでしょう。

サジェスト汚染が起こるのはなぜ？

サジェスト汚染はなぜ起こるのでしょうか？この項では、おもな原因についてわかりやすく解説していきます。

ユーザーの興味本位によるクリック集中

ユーザーが興味本位でクリックすることで、サジェスト汚染が誘発されるケースがあります。

人間の心理として、ネガティブなコンテンツや情報には、ついつい興味をひかれやすいため、検索回数が自然と多くなりがちです。

たとえば、有名人のスキャンダルや企業の不祥事が発覚したときに、ネガティブな情報を検索する人は少なくありません。
たとえ一時的でも、大量検索が発生した場合、ネガティブなキーワードがサジェストに定着してしまうこともあるのです。

類似キーワードとの無関係な関連付け

検索アルゴリズムが無関係なネガティブキーワードを関連付けることで、サジェスト汚染が発生することもあります。

たとえば同業他社の不祥事や、類似したサービス名や商品名の悪い口コミが自社のものと混同されることも少なくありません。

このような関連付けでのサジェスト汚染は、企業がコントロールできないため、非常に厄介です。

ネガティブ情報の拡散

SNSなどでネガティブな話題が拡散されると関連する検索も増加するため、サジェスト汚染が起きやすくなります。

たとえ根拠がない噂やデマだとしても、クリック回数が増えることでネガティブワードがサジェスト表示されてしまうため、予防しづらいのが特徴です。

悪意ある第三者による組織的攻撃

サジェスト汚染が起こる原因のなかで最も深刻なのが、悪意ある第三者による組織的な攻撃です。

複数の人間が意図的に特定のネガティブキーワードを検索したりクリックしたりすることで、サジェスト汚染が発生します。

 

特に有名なのが、「なんJ民」によるサジェスト汚染です。なんJ民とは、インターネット掲示板「５ちゃんねる」内にある「なんでも実況J(ジュピター)」という板に投稿しているユーザーを指します。

 

なんJ民は、ある特定のネガティブキーワードがサジェスト表示されるよう、集団で操作することがあります。

彼らの行動がきっかけで、風評被害や誹謗中傷が広がり、サジェスト汚染されることも少なくありません。

サジェスト汚染が起きた場合の個人への影響

個人名でサジェスト汚染が発生した場合、どのような悪影響をおよぼすのでしょうか。

具体例をいくつかピックアップして紹介します。

プライベートでの人間関係に支障が出る

個人名のサジェスト汚染が発生すると、人間関係に悪影響を及ぼします。

たとえば「（個人名）逮捕」「（個人名）犯罪」などというサジェスト汚染が起こると、友人や知人が「あの人は犯罪歴があるから、付き合いをやめておこう」と考え、距離を置かれるかもしれません。

就職・転職活動がうまくいかなくなる

サジェスト汚染が就職活動や転職活動に支障を及ぼす可能性もあります。

たとえば企業の採用担当者が、採用活動の際に希望者の名前を検索するケースも少なくありません。

このとき、ネガティブなキーワードがサジェスト表示されると、担当者に悪い印象を与えてしまうでしょう。

金融業界や法律業界など、従業員の信頼性を重要視する業界では、サジェスト汚染のせいで不採用になる、というケースもあります。

強いストレスや不安感を抱える

自分の名前がネガティブなキーワードと共に表示されることで、強いストレスや不安感を覚える恐れもあります。
「気にしないようにしよう」と思っても、ネガティブな単語が目に入るだけでストレスを感じてしまいます。

状況が改善されないと、精神的にまいってしまうこともあるでしょう。

サジェスト汚染がGoogle以外の媒体にも広がる

そのまま放置しておくと、SNSや掲示板など、Google以外の媒体にもサジェスト汚染が広がってしまうケースがあります。

SNSや掲示板、口コミサイトなどは匿名性が高いため、投稿内容が過激になりやすい傾向があります。

ひどい場合は、名誉棄損やプライバシー侵害にあたる書き込みが増える可能性もあるため、注意が必要です。

サジェスト汚染が起きた場合の企業・団体の影響

続いて、企業や団体に対するサジェスト汚染が起きた場合、どのような悪影響が考えられるのかを紹介します。

売上減少や取引中断による金銭的損失が生じる

サジェスト汚染によって顧客や取引先が誤解し、購入をやめたり取引を停止したりすることで、売り上げが下がってしまう恐れがあります。
また取引先がネガティブなサイトを見ることで信用を失い、離れていってしまう恐れもあるでしょう。

採用活動が困難になる

「（企業名）ブラック」「（企業名）パワハラ」などというネガティブワードが表示されるようになると、新たな人材を確保することが難しくなります。

最近では、就職を検討している企業の社風や評判を、事前にインターネットで検索する人も少なくありません。 

企業名で検索したときにネガティブな情報が表示されると、「ここに応募するのはやめておこう」と考えてしまうでしょう。

社員のモチベーションが低下し離職リスクが増加する

サジェスト汚染によって自社の評判が悪くなると社員のモチベーションが下がり、離職者が増加する恐れもあります。
また、優秀な人材が他社へと流れて行ってしまい、組織の求心力が失われる可能性もあるでしょう。

株主・投資家からの信頼が低下し株価が下落する

上場企業の場合、サジェスト汚染が原因で株価が下落する恐れがあります。

サジェスト汚染でネガティブな情報が広まると、投資家がリスク回避のために、自社の株を手放す可能性があります。

また、信頼性のある情報を求めて、IR部門に問い合わせが殺到する可能性もあるでしょう。

いずれにせよ、サジェスト汚染が長期に渡ると、企業ブランドのイメージや、経営方針に対する信頼が低下してしまう恐れがあります。

実際に起きたサジェスト汚染の例

ここからは、サジェスト汚染が悪影響を及ぼした事例について紹介します。

ネット炎上が現実での嫌がらせに波及した事例

2024年3月14日（日）に放送されたテレビ番組「じっくり聞いタロウ～スター㊙近況報告」に出演した唐沢貴洋弁護士が、自身が経験したひどいサジェスト汚染による被害について語りました。

インターネット上の誹謗中傷や訴訟問題を専門に扱う唐沢弁護士は、「2ちゃんねる」で誹謗中傷の被害を受けていた高校生の依頼を受け、犯人を特定する作業を開始。

当時、掲示板の投稿の削除要請を行う場合は、専用掲示板に担当弁護士の氏名を書き込まなければいけませんでした。

唐沢弁護士が、自身の氏名を掲示板に書き込んだところ、なんj民が誹謗中傷のターゲットを唐沢弁護士に替え、掲示板に唐沢弁護士への悪質な書き込みをするようになりました。

また、被害は実生活にも及び、ついに逮捕者が出るまでになったそうです。なかには唐沢弁護士の名前を使用して、アメリカに爆破予告を行うものまで出てきました。

その後、サジェスト汚染の原因となった書き込みを行った犯人のうち、数名の身元は特定はできましたが、今も被害は続いているそうです。

参照：テレ東プラス

ネガティブサジェストが経営に打撃を与えた事例

続いて、ネガティブなサジェスト表示が経営に大きな打撃を与えたサジェスト汚染例を紹介します。

株式会社Dは、業界では高い評価を得ていたにもかかわらず、ある日突然「代表者名 倒産」「会社名 経営不振」といったネガティブなキーワードがサジェスト表示されるようになりました。

この影響で新規の契約が破談になったり、取引先からの問い合わせが減少したりするほか、企業のブランドイメージが大きく損なわれる被害を被ってしまいました。

事実無根のサジェストに悩まされた企業の事例

事実無根のサジェストに悩まされた事例を紹介します。合同会社Aは、突如、「A　やばい」「A　宗教」といった事実無紺のサジェスト表示がされるようになり、サービスや製品の信頼が低下するという被害を受けました。

また、新規顧客を獲得しづらくなったり、既存の顧客離れが起きたりといった事態にまで発展。

検索エンジンに通報したものの改善されることがなく、企業の評判が大きく損なわれてしまいました。

異物混入ツイートの炎上によってサジェスト汚染が生じた事例

最後に食品製造会社「まるか食品」のサジェスト汚染の事例を紹介します。2014年、当時のTwitter（現X）に、あるユーザーが、まるか食品のカップ麺「ペヤング」に異物が混入している、とツイート。

これがきっかけで、まるか食品が炎上しサジェスト汚染が発生。

「ペヤング　ゴキブリ」というサジェストが上位表示されるようになったため、商品イメージが大きく損なわれてしまいました。

参照：東洋経済

サジェスト汚染を見つけた場合の対処法

サジェスト汚染が起こると、不快なキーワードが上位表示されるだけでなく、放置しておくと社会的信用を失うなどの悪影響を及ぼしてしまいます。

そこでここからは、サジェスト汚染を見つけたらどうすればよいのか、対処法を紹介します。

ネガティブサジェストの状況を正確に把握する

サジェスト汚染を発見したら、まずは現状を正確に把握するようにしましょう。

具体的には以下のことを確認します。
上記はGoogleのシークレットモードを利用するほか、専用のツールを活用して調べられます。

Googleに削除依頼を申請する

サジェスト汚染の現状を把握できたら、Googleに削除依頼を申請しましょう。

削除依頼は、検索窓に単語を入力する際に出てくる「不適切な検索候補の報告」から削除依頼を申請します。

具体的な対処を望む際は、「法律に基づく削除に関する問題を報告する」から申請してください。

この場合、以下の情報が必要です。
上記内容をもれなく記載して申請した後、Googleが削除対象であると判断した場合は、削除されます。

ただし、Googleは削除依頼に関する回答は行っていません。

そのため、1～2週間程度してから、削除されているかどうかを自分で確認する必要があります。

汚染原因の記事や投稿の作成者に削除依頼をする

サジェスト汚染の原因が、掲示板の投稿や検索結果に表示される関連ページにある場合、投稿者やサイト作成者に削除依頼する方法もあります。

サイトのお問い合わせフォームなどから、管理者に直接交渉してみましょう。

弁護士に依頼して法的手段を活用する

法的な対応を求める場合は、弁護士に依頼するのもひとつの方法です。弁護士に依頼できる内容は、以下のとおりです。
弁護士に依頼することで、公的根拠に基づいた対応が可能になります。

ただし、自分で対策を行うよりも費用が割高になる、解決までに時間がかかる、といったデメリットがあります。

専門業者にサジェスト対策を依頼する

風評被害や誹謗中傷対策の専門業者にサジェスト汚染対策を依頼することで、早期解決が可能です。

専門業者は、おもに以下の方法でサジェスト汚染対策を実施します。
専門業者に依頼することで、弁護士に依頼するよりも費用を抑えられます。

また、サジェスト汚染解決だけでなく、再発防止対策も行ってくれるため、新たな風評被害の予防につながるでしょう。

ただし、なかには高額な費用を請求する悪徳業者もいるので、注意が必要です。

サジェスト汚染を予防するためにできること

サジェスト汚染が起こらないよう、日ごろから予防対策を行うことも重要です。

具体的にどのような対策を行えばよいのか紹介しましょう。

定期的なモニタリング体制を整える

サジェスト汚染を予防するためには、定期的なモニタリング体制を構築しておくことがポイントです。

Googleアラートや、SNSなどの投稿を監視できるツールおよびサジェスト監視ツールを活用して、検索結果やSNS投稿を定期的に監視することで、早期発見・対策ができるようになります。

ポジティブなコンテンツを継続的に発信する

SNSやブログ、口コミサイトなどで、ポジティブな情報を継続的に発信することも効果的です。
企業のブランドイメージを強化すれば、ネガティブなキーワードが浸透しづらくなるでしょう。

Googleビジネスプロフィールを整備しておく

Googleビジネスプロフィールは、サジェスト汚染対策に有効活用できるツールです。

Googleプロフィールの店舗や企業の基本情報、写真、投稿などを充実させることで、検索ユーザーに対して正しい情報が表示されるようになります。

サジェスト汚染には風評被害対策業者の活用がおすすめ。その理由は？

サジェスト汚染対策は、自分でやる方法や弁護士に依頼する方法などがありますが、一番おすすめなのが風評被害対策業者を活用することです。その理由を解説しましょう。

業者ならではの独自ノウハウと対応スピード

専門業者はサジェスト汚染対策に関する独自のノウハウやツールを有しています。

また、これまでのさまざまな経験をもとに、一番有効な対策を提案してもらえるので、早期解決が期待できます。

また、業者によっては、依頼したその日に対策を実施してくれるところもあります。

一分一秒でも早く事態を収束したいという場合は、専門業者に依頼するとよいでしょう。

本業に集中しながら風評対策が可能

専門業者は一般的に、状況分析からサジェスト非表示化、逆SEO、モニタリングまで一括で行います。
その点、すべての対応をワンストップで行う専門業者に依頼すれば、社内のリソースを割くことなく、必要最小限のやりとりでサジェスト汚染対策を実施できます。

SNSや口コミ、法的措置にも対応可能な場合も

専門業者のなかには、SNSや口コミサイトのネガティブな投稿に対応してくれるところもあります。

また、弁護士事務所と提携している業者に依頼すれば、弁護士でないと対応できない法的措置を行うことが可能です。

場合によっては法的対応も検討したい、という場合は、弁護士事務所と連携している業者を選びましょう。

ただし、弁護士事務所と連携していない業者が法的措置を行うと、非弁行為で訴えられてしまうため、業者選びは慎重に行いましょう。

継続的モニタリングとリスク管理で再発を防止

風評被害の専門業者に依頼することで、サジェスト汚染の再発防止策を講じてもらえる、というメリットもあります。

 

たとえ削除依頼に成功したとしても、根本的な解決を行わない限り、サジェスト汚染がいつ再発するかはわかりません。

 

専門業者に依頼すると、原因の特定や継続的な監視・分析を実施してくれます。

もしも突発的にネガティブなワードや投稿が出現した場合は、すぐに報告し、対策を実施してくれるので安心です。

サジェスト汚染対策を安心して任せられる業者の選び方

前述したとおり、サジェスト汚染対策の専門業者は複数あり、なかには悪徳業者も存在するため、注意が必要です。

そこでここからは、安心して対策を任せられる優良業者の見極め方のポイントをいくつか紹介します。

削除実績や対策事例を公開しているか確認する

ホームページを確認して、削除実績や対策事例が公開されているかどうかを確認しましょう。

削除実績が多数ある業者は、実績が豊富なので信頼できると考えられます。

また、対策事例をチェックして、自社の状況と同じような事例を解決している業者なら、これまでの経験を活かした対策を実施してくれるでしょう。

費用体系が明確？成果報酬と月額制の違いもチェックする

サジェスト汚染対策の料金は、業者によって異なります。なかには高額な費用を請求するところもあるので、必ず事前に費用体系が明確になっているかどうかを確認しましょう。

料金体系は成功報酬型か、それとも月額定額制なのか、初期費用の有無や、費用の内訳が明確かどうかも必ず確認しましょう。 

また、トラブルを避けるために、契約方式や解約金の有無、契約期間、成果基準なども確認してください。

不明な点があればうやむやにせず、些細なことでも担当者に質問するようにしましょう。

対応範囲とサポート体制は十分か確かめる

専門業者に依頼する際は、事前に対応できるメディアやサイトの種類を確認しましょう。

インターネット上には検索エンジン以外にもSNSや口コミ、掲示板などさまざまなサイトが存在します。
また、法的措置を検討しているなら、弁護士事務所と連携している業者を選ばなければいけません。

対応範囲やサポート体制がニーズに合っている業者を選びましょう。

アフターフォローや再発防止策まで提案してくれるか調べる

サジェスト汚染は長期的な対策を実施する必要があるため、アフターフォローや再発防止策まで実施してくれる業者を選ぶようにしましょう。

継続的な対策が依頼できる業者に頼めば、あらたなサジェスト汚染が発生した際も、迅速に対応してくれます。

無償で再発対応してくれる業者を選べば、費用の心配もいりません。

また、モニタリングなどで再発防止策を講じてくれるかどうかもチェックしておけば安心です。

「絶対消せる」と断言する業者には注意する

「必ず削除できる」「完全解決が可能」といったうたい文句を掲載している業者には注意しましょう。

GoogleやYahoo!は、使用上「確実に削除できる」という保証はありません。「完全削除」などという文言は、誇大広告に該当します。

また、弁護士事務所などと連携していないにもかかわらず、「削除依頼を出せる」などと断言する業者にも注意が必要です。
誠実な業者ほど、必ず削除できるという保証はないこと、できることとできないことを明確に説明してくれるはずです。

サジェスト汚染に強い風評被害対策業者3選

最後に、サジェスト汚染に強い風評被害対策業者を3社、厳選して紹介します。

シエンプレ株式会社

画像引用：https://www.siemple.co.jp/

シエンプレはネット炎上や口コミ被害など、さまざまな風評被害から企業を守る専門のプロ集団です。

実績が非常に豊富で、これまで業界や業種を問わず、さまざまな企業の風評被害を防止・解決してきました。

会社名	シエンプレ株式会社
設立・創業	要確認
実績	累計対策サイト20万サイト以上 累計取引実績8,000社以上 官公庁から上場企業まで多種多様な企業との取引実績
特徴	警察庁サイバーパトロール業務を受託 デジタル・クライシスの予防から監視まで一貫して実施
逆SEO以外の風評被害サービス	Web/SNSモニタリング 口コミ回答代行サービス 危機管理体制構築支援サービス SNS研修 など
料金・費用	要問合せ
自社メディア	要確認
URL	https://www.siemple.co.jp/

シエンプレは「ブランディングSEO」を用いて、さまざまなサジェスト汚染の事例を解決しています。

ブランディングSEOとは、ネガティブサイトが押し下げられていなくても、ブランディングにつながるサイトなどが上位表示されていれば問題ない、という考え方です。

シエンプレはブランディングSEOを実施することで、サジェスト汚染を解決するだけでなく、企業のブランド保護も可能にしています。

株式会社エフェクチュアル

画像引用：https://effectual.co.jp/

エフェクチュアルは、サジェスト汚染対策を始め、MEO対策や誹謗中傷対策などを実施している会社です。

このほかにもWebマーケティングを中心に、さまざまな事業を展開しています。

会社名	株式会社エフェクチュアル
設立・創業	要確認
実績	取引実績20,000件以上
特徴	施策の内製化で低価格のサービス提供を実現 あらゆる業種に対して専門性の高いノウハウを蓄積
逆SEO以外の風評被害サービス	MEO対策 広告審査代行サービス Webリスクモニタリングサービス など
料金・費用	要問合せ
自社メディア	要確認
URL	https://effectual.co.jp/

エフェクチュアルの強みは、豊富な実績と専門性の高いノウハウを駆使した対策です。

風評被害対策では、企業のウェブサイトや関連メディアでの情報発信を強化。検索エンジン上での評価向上を狙います。

株式会社アクシアカンパニー

画像引用：https://axia-company.co.jp/

アクシアカンパニーはWebリスク対応およびコンテンツ制作を専門とする会社です。

ブランディングPRメディアも複数運営しているので、風評被害対策と同時に自社のブランディング対策が実施できるのが強みです。

会社名	要確認
設立・創業	要確認
実績	サジェスト非表示率99% さまざまな企業のサジェスト対策の実績多数
特徴	独自のシステムとノウハウでサジェスト非表示を実現 独自の監視ツールで成果を可視化
逆SEO以外の風評被害サービス	SEO対策 MEO対策 ホームページ作成 など
料金・費用	Googleサジェスト対策：月額50,000円（※サジェストのみ） Yahoo！サジェスト対策：月額30,000円（※サジェスト＋関連ワードのセット価格のみ） Bingサジェスト対策： サジェストのみ：月額50,000円 サジェスト＋関連ワードのセット価格：月額70,000円
自社メディア	要確認
URL	要確認

アクシアカンパニーのサジェスト対策は、非表示率99％と国内トップレベルを誇ります。

また、サジェスト非表示など、サジェストに関連するサービスがひと目でわかる独自の監視ツールで、監視ワードのチェックやいつ、どのようなワードが出現しているかを把握できます。

対策の成果が確認できるだけでなく、新たなサジェスト汚染の兆候も早期に察知できるため、再発防止効果も期待できるでしょう。

サジェスト汚染対策まとめ

サジェスト汚染を放置しておくと、社会的信用を失ったり、経営に影響を及ぼしたりするため、早めの対策が重要です。

自分で対策を行うこともできますが、かなりの専門的知識と時間が必要となります。また、対策を実施しても、必ず成功するとは限りません。

スピーディーかつ確実にサジェスト汚染対策を実施するには、専門業者に依頼するのがおすすめです。

業者に依頼する際は、これまでの実績やサービス内容、費用などを事前に必ずチェックして、ニーズに合うところを選びましょう。