 
                                                    Googleの検索窓に調べたい語句を入力した際、予測されるキーワードが自動的に表示される仕組みを「検索候補(サジェスト)」と呼びます。
検索候補(サジェスト)は、検索がスムーズになるなど、非常に便利な機能です。
しかし、ネガティブなキーワードが表示されると、企業や個人に悪影響をもたらす恐れがあります。
本記事では、検索候補(サジェスト)の仕組みについて紹介するとともに、ネガティブなキーワードがサジェスト表示される原因や対処法について解説します。
CONTENTS
- 1 検索候補(サジェスト)の役割とは?
- 2 Googleの検索候補(サジェスト)が表示される仕組みとは?
- 3 Googleの検索候補(サジェスト)汚染とは?
- 4 Googleの検索候補(サジェスト)汚染が現れる理由とは?
- 5 Googleの検索候補(サジェスト)汚染の例とは?
- 6 検索候補(サジェスト)汚染による企業・団体への影響とは?
- 7 検索候補(サジェスト)汚染による個人への影響とは?
- 8 Googleの検索候補(サジェスト)汚染を自力で削除する方法とは?
- 9 Googleの検索候補(サジェスト)汚染が削除できない場合の対処法
- 10 Googleの検索候補(サジェスト)が出てこない・出ない原因と対処法
- 11 Google Chromeの検索候補(サジェスト)を非表示にする(消す)方法とは?
- 12 検索候補に関するよくある質問
- 13 検索候補についてまとめ
検索候補(サジェスト)の役割とは?
検索候補(サジェスト)のおもな役割は、ユーザーの検索行動をより便利にすることです。英語で提案を意味する「suggest」という単語が使われているとおり、入力された情報から、最適なキーワードを提案します。
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Googleの検索候補(サジェスト)が表示される仕組みとは?
 Googleの検索候補(サジェスト)には、キーワードが表示する独自のアルゴリズムがあります。
Googleの検索候補(サジェスト)には、キーワードが表示する独自のアルゴリズムがあります。
ここでは、キーワードが表示される要素について、わかりやすく解説しましょう。
人気のある検索キーワードが反映される
Googleの検索候補(サジェスト)は、検索ボリュームの多いキーワードが優先的に反映される傾向があります。検索ボリュームとは、キーワードが月間で検索された回数のことです。
月間検索ボリュームは変動するため、それに基づく検索候補(サジェスト)も日々変化しています。
地域・言語・検索履歴が反映される
特に、宿泊施設や飲食店など、現在地が重要視されるキーワードを入力した場合、ユーザーの位置情報を反映したキーワードが表示されます。
ユーザーが検索した言語も重要な要素のひとつです。
同じ意味の言葉を検索窓に入力しても、英語と日本語では表示される検索候補(サジェスト)が異なります。
また、ユーザーが普段は日本語で検索している場合、Googleが使用言語は日本語であると認識するため、英語で検索しても日本語のサジェストキーワードが表示される仕組みです。
さらにGoogleには、ユーザーが過去に検索した履歴を分析し、属性や志向として認識するアルゴリズムが備わっています。
そのため、Googleの検索候補(サジェスト)には、過去に検索したキーワードが表示されやすくなっています。
ニュースや時事ネタ、トレンドワードが自動反映される
Googleのアルゴリズムは、ニュースや時事ネタ、トレンドなど、急上昇したトピックスを検知し、サジェストキーワードとして表示するのも特徴です。不適切な語句はGoogleポリシーで非表示になる
Googleの検索候補(サジェスト)では、不適切な言葉はGoogleポリシーに基づいて非表示となるシステムです。具体的には以下のような語句が該当します。
- 特定の個人に関する中傷的な用語およびセンシティブな用語
- 下品な言葉遣いおよび冒涜的な言葉
- 暴力や流血に関するコンテンツ
- 性的に露骨なコンテンツ
ただしこれらの語句が、芸術や歴史、科学的内容に関連する文脈である場合、もしくは社会や文化、政治などに理解を深めるのに役立つ内容である場合は、例外的にサジェスト表示されるケースがあります。
Googleの検索候補(サジェスト)汚染とは?

また、検索候補(サジェスト)汚染されたキーワードはクリックされやすい傾向にあるため、企業や個人に多大な悪影響を及ぼす恐れがあります。
Googleの検索候補(サジェスト)汚染が現れる理由とは?
Googleの検索候補(サジェスト)汚染は、さまざまな要因によって発生します。ここでは、おもな原因について解説しましょう。
ユーザーの興味本位によるネガティブキーワードの検索
前述したとおり、ネガティブなキーワードはクリックされやすいのが特徴です。たまたま会社名や個人名を検索したときにネガティブな単語を見つけ、興味本位でクリックするユーザー数が増えると、ネガティブなキーワードがサジェスト表示されやすくなります。
ユーザーは意図的に検索候補(サジェスト)汚染を発生させようとしたわけではありません。
ネガティブなキーワードの内容を確認しようとしてクリックすることがほとんどです。
この場合、ネガティブなキーワードが発生する原因となるコンテンツや書き込みが存在しているケースが多いため、早めに対処しないと検索候補(サジェスト)汚染がさらに進行する恐れがあります。
ネット掲示板・SNSなどの炎上や急上昇ワードによる影響
ネット掲示板や口コミサイトなどに書かれた会社や個人に関するネガティブな書き込みが拡散されたり、SNSが炎上したりすることでネガティブなキーワードが大量に検索され、検索候補(サジェスト)汚染が発生するケースもあります。また炎上した投稿がまとめサイトやニュースサイトなどに取り上げられることで、さらに多くの人に拡散されて、ますます注目を集める、といった悪循環を引き起こすケースも少なくありません。
類似語句や誤解による意図せぬ汚染
類似した名前の会社や商品が炎上したことがきっかけで検索候補(サジェスト)汚染が発生することもあります。たとえば自社名や商品名が全く同じ、もしくは一字違いのものにネガティブキーワードが発生した影響を受けて検索候補(サジェスト)汚染が発生した、という事例があります。
似ている会社名と勘違いして「自社名や自社サービス+炎上」などの組み合わせで検索するユーザーが増えた場合も、検索候補(サジェスト)汚染が起きやすいでしょう。
競合や悪意ある第三者による意図的な検索操作(サジェスト攻撃)
競合や悪意のあるユーザーが特定の企業名や個人名に対して、意図的にネガティブなキーワードの検索を繰り返すことで、人為的に検索候補(サジェスト)汚染を引き起こすケースも少なくありません。なかにはサジェスト汚染の知識を持っているユーザーが、インターネット掲示板などで企業名や個人名とネガティブなキーワードを同時入力することを提案し、それに賛同したユーザーが集団でネガティブキーワードで検索をかける、という悪質な事例もあります。
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Googleの検索候補(サジェスト)汚染の例とは?
Googleの検索候補(サジェスト)汚染が発生することで、企業や個人にさまざまな悪影響を及ぼします。具体的にどのような検索候補(サジェスト)汚染が発生しやすいかを、以下の表にまとめました。
| 検索対象 | 表示されるネガティブワード | 想定される影響 | 
|---|---|---|
| 飲食店 | ・まずい ・不衛生 ・高い ・態度が悪い など | ・新規の客が来なくなる ・リピーターの数が減る ・売上低下 など | 
| 企業名 | ・ブラック ・パワハラ ・脱税 ・倒産 など | ・求人応募が減る ・離職者が増える ・顧客離れが起きる など | 
| 商品名 | ・パクリ ・不良品 ・使いにくい など | ・消費者の買い控え ・売上げの減少 ・返品の増加 など | 
| 個人名 | ・犯罪 ・前科 ・逮捕 など | ・人間関係の悪化 ・社会生活が困難になる など | 
検索候補(サジェスト)汚染による企業・団体への影響とは?
 検索候補(サジェスト)汚染は企業や団体に深刻な悪影響を及ぼします。
検索候補(サジェスト)汚染は企業や団体に深刻な悪影響を及ぼします。
どのような影響があるのかを、具体的に解説しましょう。
売上や取引の減少による経済的ダメージ
企業の商品やサービス名が検索候補(サジェスト)汚染されると、ユーザーは「この商品は買わない方がいいな」「このサービスは信用できない」などと感じ、購入や利用を避けるようになります。その結果、売上低下につながる恐れがあるでしょう。
このように検索候補(サジェスト)汚染は、企業に深刻な経済的ダメージをもたらす恐れがあります。
企業イメージ低下による採用難
その結果、いくら募集をかけても優秀な人材がなかなか集まらなくなり、人材確保に苦戦してしまいます。
人員が集まらないと、競合に後れを取り収益が減少するなどして、結果的に企業の存続が危ぶまれるかもしれません。
社員の士気低下と離職リスクの増加
社員が自社名を検索した際にネガティブキーワードが表示されると、不信感につながります。「もしかしたらうちの会社はほかと比べると給料が安いのかもしれない」「もっとほかによい待遇の会社があるのではないか」などと考える人も出てくるでしょう。
株主・投資家からの信頼喪失と株価下落
検索候補(サジェスト)汚染によってネガティブなキーワードが拡散されると、株主や投資家からの信用を失うケースがあるでしょう。検索候補(サジェスト)汚染が長期に渡ると、企業の評価が下落したり、株主から経営方針の見直しを迫られたりすることもあるかもしれません。
検索候補(サジェスト)汚染による個人への影響とは?
 検索候補(サジェスト)汚染は個人にもさまざまな悪影響を及ぼします。
検索候補(サジェスト)汚染は個人にもさまざまな悪影響を及ぼします。
最悪の場合、心身の不調につながり、日常生活に支障をきたすこともあるため、注意が必要です。
プライベートでの信用低下や人間関係の悪化
もしも友人や会社の同僚にネガティブなキーワードを見られてしまった場合、噂が広まって人間関係が悪化してしまうこともあります。
一度噂が拡散してしまうと、誤解を自力で解くのは困難です。
こうなると、長期にわたって人間関係に悪影響をもたらすでしょう。
就職・転職での評価低下
検索候補(サジェスト)汚染によって、就職や転職での評価が下がり、求職活動が困難になることもあります。また、「こんなネガティブな単語が表示されるなんて、人間性に問題があるに違いない」と思われる可能性も高いでしょう。
その結果、採用が見送られたり、採用が決まっていても取り消しになったりすることがあります。
精神的ストレスや不安の増大
自分の名前を検索したときに、ネガティブなキーワードが表示されると、強い不安感やストレスに襲われるでしょう。実際に、検索候補(サジェスト)汚染が原因で、睡眠障害や食欲不振、抑うつ症状など、心身に不調をきたした人の事例も多数あります。
最悪の場合、取り返しのつかない事態になることもあるのです。
ネガティブサジェストがSNSや口コミサイトへ拡散
こうして個人情報がどんどん拡散されてしまうと、プライバシーが侵害されてしまうでしょう。
Googleの検索候補(サジェスト)汚染を自力で削除する方法とは?
 悪質なGoogleの検索候補(サジェスト)汚染は、自分で削除することが可能です。
悪質なGoogleの検索候補(サジェスト)汚染は、自分で削除することが可能です。
ここでは、削除方法をいくつかピックアップして紹介します。
「不適切な検索候補を報告」から削除申請する
そこをクリックして、該当するキーワードを選択し、フィードバックを送信します。
ただし、削除されるまでには時間がかかるため注意が必要です。
また、削除するかどうかの判断はGoogleが行うため、申請したからといって必ず削除されるわけではありません。
「法的な理由でコンテンツを報告する」
サジェストに表示されるネガティブなキーワードが、プライバシー侵害や名誉棄損にあたる場合は、Googleの公式サイトから「法律に基づく削除に関する他の問題を報告する」をクリックし、削除申請できます。フォームには、以下の内容を記載します。
- 居住国
- 戸籍上のフルネーム
- メールアドレス
- コンテンツを見つける際に入力したキーワード
- 不適切だと考える予測キーワード
- 権利侵害にあたるコンテンツが表示される国
- 検索候補が違法である理由
- 不適切なキーワードが表示された検索画面のスクリーンショット
- 署名
参照:https://support.google.com/legal/answer/3110420?hl=ja#zippy
サイト管理者へネガティブ記事削除の依頼をする
検索候補(サジェスト)汚染の原因と思われるサイトを発見した場合は、サイト管理者に記事の削除を依頼しましょう。記事そのものが削除されることで、ネガティブキーワードが表示されなくなる可能性があります。
ただし、SNSの投稿やインターネット掲示板の場合は、書き込んだユーザーに削除を承諾してもらわなければいけません。
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Googleの検索候補(サジェスト)汚染が削除できない場合の対処法
 Googleの検索(サジェスト)汚染は、必ず削除できるとは限りません。
Googleの検索(サジェスト)汚染は、必ず削除できるとは限りません。
そこでここからは、検索候補(サジェスト)汚染が削除できない場合の対処法を紹介します。
ポジティブな検索候補で上書きする
ただし、かなりの検索回数を稼がなければいけないため、企業や個人で対応するには限界があります。
過度に悪質な場合は法的措置を検討する
ただし、インターネット上での出来事は匿名性が高いため、法的手続きから解決までにかなりの時間がかかるケースがあります。
サジェスト対策を専門業者に依頼する
- ポジティブなコンテンツを複数作成して、ネガティブ記事の検索順位を押し下げる
- ポジティブなキーワードの検索回数を増やし、ネガティブなキーワードが表示されないようにする
- インターネット上で、検索候補(サジェスト)汚染につながるキーワードを早期発見する
Googleの検索候補(サジェスト)が出てこない・出ない原因と対処法
Googleの検索窓に単語を入力しても、検索候補(サジェスト)が出てこない場合、いくつかの理由が考えられます。おもな原因と対処法は、以下のとおりです。
| 原因 | 対処法 | 
|---|---|
| インターネット接続状況が不安定 | ・インターネットやWi-Fiの接続状況を確認する ・インターネット環境がよいところに移動する | 
| オートコンプリート機能がオフになっている | chromeブラウザを起動して、メニューからオートコンプリート機能をオンにする | 
| cookieに問題がある | ブラウザの「Google Chromeの設定」から「閲覧履歴データの削除」をクリックして、cookieを削除する | 
Google Chromeの検索候補(サジェスト)を非表示にする(消す)方法とは?
Google Chromeの検索候補(サジェスト)を非表示にする方法は、スマートフォンとパソコンで異なります。それぞれの方法を順を追って紹介します。
Androidスマホの場合
AndroidスマホでGoogle Chromeの検索候補(サジェスト)を非表示にする方法は、以下のとおりです。- スマホの設定画面を開く
- 言語と入力の設定を開く
- キーボード設定にアクセスする
- 予測変換のデータを初期化する
iPhoneの場合
続いて、iPhoneでの手順を紹介します。- 「設定」アプリから「Safari」を選択する
- 「検索エンジンの提案」のスイッチをオフにする
PCの場合
PCの検索候補(サジェスト)を非表示にする場合、以下の手順で設定変更を行います。- 画面右上の縦三点リーダーをクリックして、「設定」を選択
- 「同期とGoogleサービス」を選択
- 「検索語句やURLをオートコンプリートする」をオフにする
企業リスクを今すぐ解決!逆SEOとサジェスト対策に特化した実績で、貴社のブランドを守るアクシアカンパニー。過去1200件以上の成功事例と業界トップクラスの成果を誇ります。売上・採用・ブランドを守るための最適解を提供している専門会社です。
検索候補に関するよくある質問
最後に、検索候補に関してよくある質問とその回答を、Q&A形式で紹介しましょう- QChromeの検索候補が押せない・反応しないのはなぜ?Aブラウザに不具合が起きている可能性があります。ブラウザを再起動すれば、問題解決する可能性があります。また、ブラウザのキャッシュやcookieに不具合が起きているケースもあるので、設定からキャッシュやcookieをクリアにしてみるのもひとつの方法です。
- QChromeとSafariでは検索候補の仕組みは違う?AChromeはGoogleの検索候補が反映されますが、Safariはデフォルトで設定された検索エンジンの検索候補が表示されます。デフォルト設定がGoogleの場合は、Googleの検索候補が、Yahoo!の場合はYahoo!の検索候補が表示される仕組みです。
- Q検索候補はどれくらいの頻度で更新される?AGoogleの検索候補(サジェスト)はキーワードによって異なりますが、2週間に一度更新されています。ちなみに、検索結果の下部に表示される関連キーワードは、3~6か月に一度更新されていると推測されています。
検索候補についてまとめ
Googleの検索候補(サジェスト)は、検索ボリュームが多いキーワードやユーザーの過去の検索履歴、使用言語、現在地などを反映して表示されます。そのため、なかにはネガティブなキーワードが表示されるケースも少なくありません。
ネガティブなキーワードが表示されると、企業や個人にさまざまな悪影響を及ぼすため、早急な対策が必要です。
企業や個人での対応に限界を感じた場合は、速やかに専門業者に依頼しましょう。
 
                        
          












 
                                           
                                          