Google検索候補に、他人に見られたくないキーワードが表示されて困っている、という方はいませんか?
そこでこの記事では、個人のGoogle検索候補を削除・非表示する方法を、PCやスマホごとに紹介します。
また、個人や会社に関するネガティブなキーワードが検索候補に表示されるようになった場合の対処法についても解説します。
Google検索候補で悩みやトラブルを抱えている方は、ぜひ参考にしてください。
CONTENTS
PCでGoogle検索候補を削除・非表示する方法
PCで検索候補を削除・非表示にする手順は、以下のとおりです。- PCでGoogleを開く
- 右上の「縦3点」のアイコンをクリックする
- 「閲覧履歴データを削除」をクリックする
- 「削除する期間」を「過去1時間」「過去24時間」「過去7日間」「過去4週間」「全期間」から選択する
- 「閲覧履歴」のチェックボックスにチェックを入れる
- 「cookieと他のサイトデータ」「キャッシュされた画像とファイル」も削除希望の場合は、同様にチェックを入れる
- データ削除をクリックする
共有PCで他人に検索候補や検索履歴を見られたくない場合
家族間で同じPCを使っていて、親や兄弟に自分の検索候補や検索履歴を見られたくない、という場合は、PCを使用したあとに、先ほどお伝えした「閲覧履歴データの削除」を行うとよいでしょう。また、アカウントが異なる場合、同じPCを使っていても検索候補や検索履歴は共有されません。家族に検索候補や検索履歴を見られたくない場合は、アカウントを分けて使用するとよいでしょう。
家族で同じアカウントを使用している場合は、検索する際にブラウザの「シークレットモード」もしくは「プライベートブラウジング」を利用するのがおすすめです。
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iPhoneでGoogle検索候補を削除・非表示する方法
iPhoneのSafariでGoogle検索候補を削除・非表示にする方法は以下のとおりです。- 設定を開く
- 「アプリ」から「safari」を選択する
- 「検索エンジンの候補」と「Safariの候補」をオフにする
また、検索履歴を削除する方法は、以下のとおりです。
- iPhoneの設定アプリを開く
- 「アプリ」を開き、「Safari」をタップする
- 「検索履歴表示をオフ」にする
AndroidでGoogle検索候補を削除・非表示する方法
続いて、AndroidでGoogle検索候補を削除・非表示にする手順を紹介します。- Googleアプリを開く
- 画面右上の丸いプロフィールアイコンをタップして開く
- 「検索履歴」をタップする
- 履歴の上にある「削除」を選択し「すべてを削除」をタップする
- 「管理」を開く
- 「ウェブとアクティビティ」をオフにする
Googleの検索候補が決まる仕組み
Googleの検索候補は、さまざまな要素で決定されます。ここでは、Googleの検索候補を決める主な要因について紹介します。過去に多く検索された言葉
Googleは、過去に検索した人数や検索回数が多い言葉が、検索候補として表示される仕組みです。この仕組みは、Googleの検索候補表示の王道といえます。入力中の文字と関連性の高い言葉
入力中の文字と関連性の高い言葉も、検索候補として表示されます。ユーザーの過去の検索行動
ユーザーがGoogleアカウントでログインして検索している場合、過去に多く検索された言葉をもとに検索候補が表示されます。これは、Googleが過去の検索履歴から、ユーザーの好みそうな情報を把握しているからです。
検索ユーザーの環境
ユーザーが検索する場所や言語、時期も検索候補に大きく影響します。Googleアルゴリズムはユーザーの所在地を把握しているため、その地域にちなんだ検索候補を表示するのが特徴です。また、Googleが「このユーザーの使用言語は日本語である」と認識した場合、英語で検索しても日本語の検索候補が表示される仕組みです。
さらに、検索する時期によっても検索候補は変化します。たとえば「海」という単語で検索した場合、7~8月には「海水浴」「海の家」などの単語が表示されやすくなるでしょう。
このように、ユーザーが検索する環境やタイミングも、表示される検索候補に大きく関連しているのです。
自分の検索候補を非表示しても他人の表示は消えない
Googleが非表示にできるのは自分の検索候補だけで、他のユーザーの表示を消すことはできません。具体的な手続きの方法は、この後の章から詳しく解説していきます。
他人の検索候補を削除・非表示にする2つの方法
他人の検索候補を削除・非表示にする方法は、以下の2とおりあります。
- Googleに報告して、検索候補を削除してもらう方法
- サジェスト汚染対策を実施して、検索候補を削除・非表示にする方法
ただしGoogleをはじめとする検索エンジンは、ユーザーの利便性や公平性を重視しているため、申請が通らないケースもあります。
Googleの削除申請が通らなかった場合や、確実に検索候補を非表示にしたい場合は、サジェスト汚染対策を実施するとよいでしょう。
サジェスト汚染対策とは、別の検索候補を検索回数上位に押し上げて、削除したいキーワードを押し下げる対策です。
Googleに報告し削除してもらう
他人の検索候補を非表示化する方法のひとつは、表示されている検索候補がGoogleの規約違反であることを報告し、削除してもらうことです。ここからは、削除対象となるワードや報告の手順について解説します。
どのようなワードが削除対象となるか
前述したとおり、Googleに申請したからといって、すべての検索候補が削除されるわけではありません。削除対象となるワードは、主に以下のとおりです。- 名誉棄損:個人や団体の社会的評価を低下させる根拠のない噂・デマ
- 誹謗中傷:特定の個人や団体を侮辱する悪意ある言葉
- 権利侵害:個人情報や企業秘密の漏洩
- 虚偽情報:内容の真偽不明な内容や悪意のある嘘の情報
- 違法性のあるワード:犯罪行為と結びつくような言葉
Googleに報告する手順
Googleに削除依頼を出す手順を紹介します。- Googleの検索バーにキーワードを入力する
- 検索候補が表示されたら、その下に表示されている「不適切な検索候補の報告」をクリックする
- 削除を希望する検索候補を選択し、右側に表示される旗マークをクリックする
- フィードバックの理由を選択する
- 削除を希望する検索候補が表示されている画面をスクリーンショットする
- 「法的削除に関連する問題を報告する」申請フォームページを開く
- 「居住国」「戸籍上の姓名」「不適切と考える予測キーワード」「その検索候補が違法となる理由」など、必要事項を記入する
- スクリーンショットを添付する
- 署名して送信する
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サジェスト汚染対策で削除・非表示にする
Googleに申請しても削除されない場合や、できるだけ早く削除・非表示にしたい検索候補がある場合は、サジェスト汚染対策を実施するとよいでしょう。
ここからは、サジェスト汚染とはどういう状態かを解説するとともに、サジェスト汚染が引き起こす悪影響およびサジェスト汚染対策について紹介します。
サジェスト汚染ってなに?
サジェスト汚染とは、Googleやヤフーなどの検索エンジンで個人名や企業名を検索したときに、ネガティブな検索候補が表示されることです。たとえば「〇〇会社 ブラック」「〇〇レストラン まずい」といった言葉が検索時に表示されたら、サジェスト汚染されている状態です。
サジェスト汚染は以下の3つの要因が原因で起こります。
- ユーザーの興味本位:ネガティブな言葉はクリックされやすい傾向にあるため、マイナスイメージを連想させる言葉に興味を持ち、クリックするユーザーが増えることでサジェスト汚染が発生する
- 特定のキーワードとの関連性:会社名や商品名が、ユーザーが検索するネガティブなキーワードと同じ、もしくは類似していることでサジェスト汚染が発生する
- 悪意のある第三者によるもの:悪意のあるユーザーが、特定の会社やサービスを対象に、サジェスト汚染をしかけることにより発生
サジェスト汚染による風評被害に注意
サジェスト汚染が発生すると風評被害が発生し、企業や個人にさまざまな悪影響を及ぼします。具体的には以下のとおりです。【企業への悪影響】
・ブランドイメージの悪化:会社や商品、サービスなどがサジェスト汚染による誹謗中傷を受けると、ブランドイメージの悪化につながる
・売上げの低下:商品やサービスがサジェスト汚染されることによって、購入や利用を控えるユーザーが増え、売上げが低下する
・新規顧客離れ:サジェスト汚染の影響でイメージが悪化してしまうと、新規顧客の獲得が難しくなる
・採用活動への悪影響:ネガティブな検索候補を見た求職者が求人応募を控えたり、優秀な人材が他社へ流れる
【個人への悪影響】
・人間関係の悪化:ネガティブな検索候補を見た友人や知人の誤解を招き、人間関係が悪化する
・就職活動への悪影響:企業の採用担当者が検索候補を見ることで悪いイメージを抱き、選考に悪影響を及ぼす
・精神的なダメージ:ネガティブな検索候補が長期間表示されることでストレスを抱え、精神的な負担が増加する
このようにサジェスト汚染が発生すると、企業や個人に重大なダメージを与えるため、早急に対策することが重要です。
サジェスト対策の具体的方法
サジェスト対策の具体的な方法は、以下のとおりです。- 監視ツールを使用して、ネガティブなキーワードを早期発見する
- ポジティブなコンテンツを作成して、サジェスト汚染の原因となっているサイトの検索順位を押し下げる「逆SEO対策」を行う
- サジェスト汚染の原因となっているサイトの管理者に、削除依頼を行う
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サジェスト対策を業者に依頼する
ここからは、サジェスト対策を業者に依頼するメリットや、業者に依頼した際の費用の相場、また、サジェスト対策の業者選びのポイントを紹介します。業者への依頼を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
業者に依頼するメリット
サジェスト対策を業者に依頼するメリットは、以下の3つです。- サジェスト汚染に関する専門的な知識を持っているため、迅速かつ確実な対策が期待できる
- 日常生活や会社の業務に支障が出ない
- 再発防止策も行ってもらえる
ただし、個人で実施するとなると、対策方法について調べたり、学んだりすることから始めないといけません。その点、業者に依頼すれば、自社のノウハウを駆使して最も効果的な対策にすぐに取り掛かってもらえます。
また、業者に頼むことで、サジェスト対策にリソースを割く必要がなくなるので、日常生活や会社の業務も通常通り行えます。
サジェスト対策の相場
サジェスト対策の費用は以下の要因で決定します。- 対策内容
- 対象となる検索エンジンの数
- 対策するキーワードの難易度
- そのほか対策を行う範囲(イメージ改善・再発防止など)
一方定額型では、対策を行う範囲や期間に応じて、月々一定の金額を払うようになります。定額型の費用相場は、月額3~5万円程度です。
サジェスト対策の業者選びのポイント
サジェスト対策を行う業者はたくさんあり、なかには残念ながら、あまり効果が出なかったにもかかわらず、法外な料金を要求する悪徳業者も存在します。そのような業者に引っかからないために、また、トラブルに応じた対策をしてくれるところを見つけるためにも、業者選びのポイントを知っておくことが大切です。業者を選ぶときは、以下の事項をチェックするとよいでしょう。
- サジェスト対策に精通しているか
- 料金体系が明確か
- 実績があるか
- 事前相談ができるか
また、料金体系が明確な業者かどうかも確認しておきましょう。
実績があるかどうかを確認することも大切です。
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Google検索候補の削除・非表示のよくある質問(Q&A)
最後に、Google検索候補の削除・非表示に関するよくある質問をいくつかピックアップして紹介します。不明点や疑問点がある方は、こちらを参考にしてください。- Q削除したのに再表示されるのはなぜ?AGoogle検索候補を削除・非表示しても、過去の履歴が残っていれば、再表示される可能性があります。これは、Googleが検索データをもとに検索候補を表示するためです。一度削除した検索候補を再表示されたくない場合は、過去の検索履歴を削除しましょう。
また、複数のデバイスでGoogleアカウントが同期されている場合は、他のデバイスの予測変換の履歴が反映されることがあります。この場合は、同期設定をオフにしておくとよいでしょう。
ただし、この方法では、またデータが集まれば、削除した検索候補が再表示される可能性があります。削除した検索候補を完全に再表示させたくないのであれば、検索候補が表示されない設定にするのがおすすめです。Google chromeの設定から「予測機能をオフ」にすれば、検索候補は出てこなくなります
- Q自分の検索候補を削除しても意味がない?A家族や恋人に検索候補を見られたくない場合は、自分の検索候補を削除する方法が有効です。ただし、サジェスト汚染によって、自分自身や会社に関するネガティブな検索候補が表示される場合は、自分の検索候補を削除しても、他人の検索候補には表示されるため意味がありません。この場合は、サジェスト対策を実施する必要があります。
- Q検索候補と検索履歴って何が違うの?A検索候補とは、Googleが自動的に提案する予測キーワードのことで、トレンドや、自分以外のユーザーの検索行動が反映されます。一方検索履歴とは、ユーザーが過去に実際に検索したキーワードの履歴のことです。検索履歴はGoogleアカウントに紐づいた、完全にプライベートな情報です。
検索履歴は検索候補に影響を及ぼすので、過去に検索したキーワードが検索候補として表示されることがあります。しかし検索履歴を削除すれば、過去に検索したキーワードは再表示されなくなります。
- Q検索候補に悪質なワードが出たらどうすればいい?A検索候補に悪質なワードが出た場合、以下の2つの対処法があります。
・Googleに削除依頼を申請する
・サジェスト対策業者に依頼する
Googleに削除依頼を申請しても、必ず削除してもらえるとは限りません。また、削除されるまでに時間がかかります。確実かつ迅速に削除してもらいたい場合は、業者に依頼することがおすすめです。
- Qサジェスト対策にかかる費用の目安は?Aサジェスト対策に掛かる費用の目安は、成果報酬型で日額1,500~2,000円、定額型で月額3~5万円程度です。また、費用は対策内容や範囲、難易度によって異なります。事前に依頼を検討している業者に見積もりを出してもらうようにしましょう。
まとめ:検索候補の削除・非表示でプライバシー侵害と風評被害を防ぐ
Googleの設定を変更したり、過去の検索履歴を削除すれば、個人のGoogle検索候補の非表示・削除は行えます。ただし、他人の検索エンジンに、自分や会社のネガティブな検索候補が出た場合は、Googleに削除依頼をするか、サジェスト汚染対策を実施しなければいけません。
サジェスト汚染対策は、個人でもできますが、SEOに対する専門的な知識が必要になります。確実かつ迅速に対策をしたい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。
業者を選ぶ際は、実績や料金などをしっかりチェックして、信用できるところを探しましょう。












