日本最大級の地域密着型の掲示板「爆サイ.com」は、その圧倒的な知名度から、誹謗中傷が書き込まれると日常生活や仕事にまでも深刻な影響を及ぼしかねません。
「誰が書いたか分からない」からと放置してしまえば、デマによる風評被害が広がり、デジタルタトゥーとして苦しむことになります。
しかし、諦める必要はありません。
2025年に施行された情報流通プラットフォーム対処法によって、爆サイ側の削除体制や運営の透明性は以前よりも大きく改善されており、正しいアプローチで対処すれば削除できる可能性もあります。
本記事では、自分で削除依頼を出す具体的な手順から、運営が削除を判断する基準、また自分で削除できなかった場合の他の手段まで、誹謗中傷の解決手段を網羅的に解説します。
状況を解決するために、自分がどの手段を選択すべきか、確認してみましょう。
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CONTENTS
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自分で爆サイの書き込みを削除依頼する方法
爆サイの書き込みは、自分で運営に削除依頼を出すことが可能です。ここでは自分だけで削除依頼をするのに必要な条件や、削除依頼の書き方、またスレッドごと削除する方法までを順を追って解説します。
まず本題に入る前に、掲示板に馴染みのない人に最低限知っておいて欲しい用語をおさらいしておきます。
レス…スレッド内に投稿された一つの「書き込み」や「返信」のこと。
削除依頼には会員登録とログインが必須

画像出典:爆サイ.com
爆サイの書き込みを削除依頼するためには、会員登録とログインが必要になります。会員登録は無料で、アドレスとパスワードを入力すれば簡単に作成できます。
削除依頼のボタンは、スレッドの下部にあります。
これは、スレッドを削除する場合とレスを削除する場合のどちらでも、このボタンから削除依頼を行います。
会員登録がまだであればこのボタンからそのまま手続きできます。
会員登録してログインしていると、削除依頼画面に進みます。
この時、スレッドNo.やスレッドタイトルなどは、その削除依頼ボタンを押したスレッドの情報が自動で反映されます。
それ以外の以下の情報を埋める必要があります。
- 削除したいレスの番号
- 通報区分の選択
- 申請者名(任意)
- 削除依頼理由(750文字未満)
あらかじめ削除したいレスの番号を控えておいてください。
すべての情報を埋めて、注意事項に同意し、「削除依頼を送信」というボタンを押すれば、削除依頼が完了です。
ちなみに自分のレスを削除したいのであれば、会員登録すると24時間以内であれば、そのレスの右上に削除ボタンがあり直接削除が可能です。
【例文】削除依頼理由の書き方
以下に、削除依頼理由の書き方のポイントと、そのまま使える例文をまとめました。
まず削除依頼理由には、最低限以下の3つのポイントを入れることが重要です。
- どのレスの何が、どのように問題なのか
- どの「利用規約」に違反しているか
- そのレスがもたらす具体的な不利益や被害状況
その上で、自分が被る不利益や被害の大きさを説明します。
2つのケースの例文を載せておくので参考にしてください。
対象レス(番号:#〇〇)は、私の実名を挙げて「〇〇は過去に犯罪を犯した」という事実無根のデマを投稿しています。
この書き込みは、利用規約の第3条【禁止事項】の5「他人の名誉、社会的信用、プライバシー、肖像権、パブリシティ権、著作権その他の知的財産権、その他の権利を侵害する行為」に該当する禁止行為です。
名誉毀損にあたるため速やかな削除を依頼します。
対象レス(番号:#〇〇)は、本人の承諾なく私の個人情報を書きこんでいます。
これは利用規約の第3条【禁止事項】の6「本名、住所、メールアドレス、電話番号の記載」に該当する禁止行為であり、重大なプライバシー侵害です。
身の危険を感じるため、至急削除してください。
分かりやすくするために、もっと詳細に状況を書きこむとより効果的です。
スレッドごと削除する時の設定

画像出典:爆サイ.com
一つのレス(書き込み)ではなく、そのスレッドを丸ごと削除したい場合は、レス番号の項目に「0」を入力することで可能です。ちなみに公式では、スレッドを削除する場合は、以下の条件を満たすことが重要であると示しています。
- スレッドのタイトルに個人情報や誹謗中傷が含まれている
- スレッド内の全体的な内容が法的に問題がある
複数まとめて削除依頼をする機能はありませんのでご注意ください。
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爆サイの投稿の削除基準
爆サイには明確な削除基準が存在しており、申請が通るかどうかは「利用規約」への抵触度合いに左右されます。
運営は「表現の自由」を保護する立場でもあるため、単に「気に入らない」という主観的な理由だけでは削除に応じない可能性が高いです。
削除の可否を分けるポイントを正しく把握することで、効率的な対策が可能になります。
爆サイの削除基準について、以下の3点に沿って解説します。
- 削除されやすい投稿
- 削除されにくい投稿
- 2025年以降の「爆サイ」の削除に対する姿勢は変わった
削除されやすい投稿
爆サイで削除されやすい投稿の基準は、「利用規約の禁止事項」に該当するか、または「スレッドごとのローカルルール」に違反しているかがポイントです。ローカルルールに関しては、スレッド毎に異なるためご自身で確認してください。
重要なのは、利用規約の禁止事項です。
具体的には、以下のような投稿が禁止事項に該当し、削除されやすい傾向があります。
- 「本名・住所・電話番号・メールアドレス」などの個人情報
- 他人の権利(名誉権や肖像権など)を侵害する投稿
- 誹謗中傷
- 荒らしやスパム
- 「死ね」「殺す」といった犯罪予告や脅迫
- 出会いを求めるような投稿
削除されにくい投稿
一方で、削除されにくい投稿は逆説的になりますが、「利用規約の禁止事項」や「スレッドごとのローカルルール」の違反に当てはまらないものです。例えば、以下のような投稿です。
- 「接客が不快だった」といった個人的な主観や感想
- 「あの人は性格が悪そう」といった、客観的な事実確認が不可能な抽象的な表現
- 源氏名やハンドルネームのみで、実社会の特定の個人と断定しにくい書き込み
- 既に報道されている事実に基づく投稿
そのため、削除依頼の入力情報の間違いや、削除依頼理由が分かりにくいことでも、削除されにくくなる可能性があると考えられます。
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2025年以降の「爆サイ」の削除に対する姿勢は変わった
2025年以降、爆サイの運営体制と削除への対応スピードは大きな転換期を迎え、以前よりも削除に対して柔軟かつ迅速な姿勢を見せるようになりました。その最大の理由は、総務省によって爆サイが「大規模特定電気通信役務提供者」に指定されたことにあります。
また、削除依頼から回答までの期間が「7営業日」と目安が示されるようになったのも大きなポイントです。
ただし、これは何でも消せるようになったわけではなく、あくまで「ルールに基づいた適切な申請」を歓迎するようになったという意味です。
この変化を正しく理解し、公式のルートに則って冷静に対応することが、何よりも重要です。
爆サイの誹謗中傷を放置するリスク
爆サイの誹謗中傷を放置することは、被害の深刻化を招く危険な行為です。
爆サイは国内最大級の利用者数を誇る掲示板であるため、一度投稿されたネガティブな情報は瞬く間に拡散され、取り返しのつかない「社会的信用の失墜」や「精神的苦痛」を招きます。
また、放置することで検索結果に悪影響が及び、負の連鎖が止らなくなるリスクもあります。
ここでは放置することで生じる、具体的な7つのリスクを解説します。
- 国内最大の掲示板のため影響力の大きさは計り知れない
- 悪口による精神的なストレス
- デマ・誤情報による風評被害
- プライバシーの侵害(個人情報の晒し)
- 名誉毀損による社会的信頼の低下
- 炎上によってサジェスト汚染が深刻化する
- 指名検索時に爆サイのスレッドが悪目立ちする
国内最大の掲示板のため影響力の大きさは計り知れない
爆サイは、月間11億PV、1日の投稿数が約70万回を超える、国内最大の匿名掲示板です。これは長年ネット掲示板の代名詞であった「5ちゃんねる」を凌駕する規模にまで成長しており、その利用者層の広さと情報の拡散力は他を圧倒しています。
また地域密着型のスレッドが多いため、情報の鮮度も高く、一度ネガティブな書き込みがされると瞬く間に拡散される性質を持っています。
さらに近年では、爆サイの公式Xによる発信力も無視できません。
公式アカウントでは、炎上ネタを積極的に取り上げる傾向があり、ひとたびピックアップされれば、掲示板を利用していない一般層にまで情報が拡散されるリスクがあります。
このように「爆サイ」というプラットフォームそのものが持つ巨大なトラフィックと、SNSとの連動による二次拡散の強さこそが、誹謗中傷を放置してはいけない最大の理由です。
参考:日本最大級」から「日本最大」へ!爆サイ.comが日本国内最大の掲示板サイトになりました!
悪口による精神的なストレス
爆サイに書き込まれた悪口を放置することは、精神的な苦痛を生む要因となります。匿名掲示板という性質上、顔の見えない相手から一方的かつ執拗な攻撃を受ける恐怖は計り知れません。
一度内容が気になりだすと、一日に何度もスレッドを確認せずにはいられなくなり、日常生活に支障をきたすケースも多々あります。
特に爆サイは地域密着型の掲示板であるため、「自分の正体を知っている人物が書いているのではないか」という疑心暗鬼に陥りやすいのが特徴です。
身近なコミュニティで自分の悪口が晒され続けているという感覚は、人間不信を招き、重度のストレスによるうつや睡眠障害などを引き起こすリスクもあります。
デマ・誤情報による風評被害
爆サイに投稿されたデマや誤情報を放置すると、それがネット上の「事実」として定着してしまうという風評被害のリスクがあります。匿名掲示板では情報の信憑性が検証されないまま拡散される傾向が強く、根拠のない嘘であっても、目に触れる回数が増えるほど閲覧者はその内容を真実だと思い込んでしまいます。
例えば企業や店舗の場合、「あそこの商品は欠陥がある」「あの会社は詐欺に加担してる」といった経営に関わるデマは致命的です。
これらが放置されると、既存顧客が離れるだけでなく、新規契約の破談や採用活動への悪影響など、実害を伴う風評被害に直結します。
一度広まった誤情報を完全に払拭するのは困難であり、ブランドイメージの回復には多大な時間とコストを要します。
手遅れになる前に、迅速な削除依頼によって情報の拡散を食い止めることが不可欠です。
プライバシーの侵害(個人情報の晒し)
爆サイでの個人情報の晒しを放置することは、実生活に深刻な支障を及ぼすリスクがあります。匿名掲示板という性質上、本名や住所、勤務先、家族構成などの極めてプライベートな情報が一度投稿されると、悪意のある第三者によって他のSNSやまとめサイトへ転載される恐れがあるからです。
特に地域掲示板としての側面が強い爆サイでは、近隣住民や知人に身元を特定される可能性があり、ストーカー被害や嫌がらせ電話、さらには自宅への突撃といった実害に発展するケースも珍しくありません。
また、一度ネット上に流出した個人情報はデジタルタトゥーとして半永久的に残り続け、将来の就職や結婚、人間関係にまで悪影響を及ぼし続けます。
自分の安全だけでなく、周囲の大切な人を守るためにも、プライバシー侵害に該当する書き込みは、発見後すぐに削除依頼を行うことが重要です。
名誉毀損による社会的信頼の低下
爆サイでの誹謗中傷を放置すると、名誉毀損により社会的評価が不当に低下し、日常生活やビジネスに深刻な支障をきたします。匿名掲示板に書かれた内容は、たとえ嘘であっても「火のない所に煙は立たない」と解釈され、あたかも事実であるかのように認識されてしまうリスクがあります。
これにより就職・転職活動時の「リファレンスチェック」や、企業間の新規取引における「コンプライアンスチェック」などで、不採用や取引中止になるケースも考えられます。
一度、問題のある人物・企業というレッテルを貼られてしまうと、その不名誉を払拭するのは困難です。
炎上によってサジェスト汚染が深刻化する
爆サイでの誹謗中傷を放置すると、検索エンジンの「サジェスト汚染」を招き、被害が爆発的に拡大します。サジェスト汚染とは、Googleなどの検索窓に特定の名称を入力した際、予測候補として「事件」「逮捕」「炎上」といったネガティブなワードが表示される現象を指します。
多くのユーザーが掲示板の内容を確認するためにそれらのワードの検索を繰り返すと、検索エンジンのアルゴリズムが「注目度の高いキーワード」であると判断し、不名誉な言葉を候補として提示します。
一度サジェストに定着してしまうと、本来はその情報を探していなかった第三者の目にもネガティブな言葉が表示され、さらなる検索とクリックを生む負の連鎖が生まれます。
サジェスト汚染を解消するには、まずは負の元凶である爆サイのスレッドを削除し、その後アルゴリズムを利用した専門的な技術対策が必要になります。
指名検索時に爆サイのスレッドが悪目立ちする
爆サイの書き込みを放置する最大の弊害の一つが、個人名や社名で検索する指名検索の際に、ネガティブなスレッドが検索結果の上位に表示され、悪目立ちすることです。爆サイはサイト自体のドメインパワーが強いため、検索エンジンのアルゴリズムから評価されやすく、たとえ根拠のない誹謗中傷であっても検索結果の「1ページ目」に居座り続けることがあります。
指名検索を行うユーザーは、その対象に対して強い関心を持っている取引先や採用候補者、既存顧客など、本来であれば良好な関係を築くべき人々です。
そのような層が最初に目にする情報が「事件」や「悪口」であれば、それだけで信頼関係の構築は困難になります。
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自分で削除できなかった場合の3つの対処方法
自分で削除依頼を行っても受理されない場合は、無理に個人で継続せず、速やかに外部の専門家へ相談すべきです。
爆サイは「大規模特定電気通信役務提供者」に指定され、窓口の透明性は高まりましたが、法的な根拠の提示や技術的な対策には依然として専門知識が欠かせません。
ここでは削除できなった場合に検討すべき、3つの相談先を解説します。
- 弁護士に依頼する
- 警察に相談する
- ネット風評被害対策の専門家に依頼する
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弁護士に依頼する
弁護士は法律の専門知識を駆使し、法的根拠に基づいた3つの手段による削除を図ります。個人での削除依頼で「権利侵害が認められない」として却下された場合でも、弁護士がプロの視点で法的に立証することで、運営側が削除に応じる可能性が高まります。
具体的には、以下の3つの手法を状況に応じて使い分けます。
- 「通常の削除依頼フォームでの申請」
法的な権利侵害(名誉毀損やプライバシー侵害など)を論理的に構成し、個人で行うよりも格段に説得力のある内容で削除依頼を申請します。
- 「送信防止措置依頼」
情報流通プラットフォーム対処法に基づく正式な手続きです。
爆サイには専門家のみが利用できる「弁護士・法務関連の申告窓口」が用意されており、法的書面を揃えて厳格な申請を行います。
- 「裁判所への仮処分申立て」
通常の削除手続きで対応できない場合の最終手段です。
通常の裁判よりもスピーディに仮の措置をとる手続きで、裁判所が削除の妥当性を認めれば、運営は速やかに投稿を削除します。
警察に相談する
警察は原則として、爆サイの書き込みを直接削除することはありません。掲示板の投稿削除は、民事的な問題とみなされ、警察の権限外とされる民事不介入の原則があるためです。
ただし、投稿内容が明らかに「刑事事件」に該当する場合は例外です。
具体的には、以下のような投稿が挙げられます。
- 実名を挙げて「前科がある」などと書かれている
- 「殺す」「家に火をつける」などの脅迫
- ストーカー・リベンジポルノなどの犯罪予告
相談の際は、証拠となる投稿画面を保存または印刷した上で、最寄りの警察署へ連絡することが重要です。
身の危険を感じる具体的な脅しを受けている場合や、刑事罰が必要なほど悪質な犯罪性があるケースにおいて、警察が重要な相談先となります。
ネット風評被害対策の専門家に依頼する
ネット風評被害対策の専門家は、「逆SEO」や「サジェスト対策」といった技術的な手法で、検索結果をクリーンにするプロフェッショナルです。弁護士が法的な削除を得意とする一方で、ネット風評被害対策業者は検索エンジンのアルゴリズムを分析し、ネガティブな情報の露出を減らす施策を得意としています。
- 逆SEO対策
誹謗中傷が書かれた爆サイのスレッドよりも、ポジティブな内容のサイトを検索上位に表示させる施策です。
これにより、悪評の書かれたページを検索結果の2ページ目以降へ押し下げることが可能になり、第三者の目に触れる確率を物理的に減少させます。
削除が難しい投稿に対しても、「見えない化」を図ることで風評被害を最小限に抑えられます。
- サジェスト対策
検索窓に特定の名称を入力した際に表示される予測候補(サジェスト)から、不名誉なキーワードを排除する施策です。
爆サイで炎上すると、検索候補に「炎上」「逮捕」といったネガティブな言葉が並ぶサジェスト汚染が発生しますが、これらを適切なキーワードへと上書き・抑制することで、検索ユーザーに与える第一印象を正常化します。
どうしても削除できない投稿がある場合や、削除だけでは不十分なほど噂が拡大してしまった場合に最適な選択肢です。
削除依頼時に絶対に避けるべきNG行動
爆サイで誹謗中傷を受けた際、焦って間違った行動をとると、かえって被害を拡大させたり、削除の成功率を下げたりする恐れがあります。
感情的な対応は火に油を注ぐ結果になりかねず、最悪の場合、さらなる炎上や法的なトラブルに発展することもあります。
まずは冷静になり、運営側が正当だと判断しやすい「正攻法」で対処することが重要です。
削除依頼時に、絶対に避けるべき3つのNG行動について解説します。
- スレッド内での反論や火消し
- 弁護士資格のない削除代行業者への依頼
- 運営への感情的な脅しや、同一内容の連投
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スレッド内での反論や火消し
爆サイで自分の悪口を見つけた際、事実無根の内容に反論したくなる気持ちは痛いほど分かりますが、自らスレッド内で反論するのは「火に油を注ぐ」危険な行為となる場合があります。
主なリスクは以下の3点です。
- スレッドが一覧のトップに表示され続ける
爆サイの仕組み上、新しい書き込み(レス)があるたびに、そのスレッドは一覧の最上部に表示されます。
反論すればするほど、その悪評スレッドを常に人目に付く場所に居座らせることになります。
- 「本人登場」としてさらなる標的にされる
反論することで「本人がこのスレッドを見ている」という確信を相手に与えてしまいます。
匿名掲示板のユーザーからすれば、これは面白い展開だと捉えられます。
これによって第三者が参戦し、攻撃がさらに過激化・長期化する恐れがあります。
- 個人特定(身バレ)を加速させる
「その事実は違う」「私はその時○○にいた」といった具体的な反論は、投稿主を特定するヒントになるどころか、逆に自分自身のプライベート情報を露呈させてしまうリスクを孕んでいます。
弁護士資格のない削除代行業者への依頼
削除を急ぐあまり「格安で削除代行」などを謳う、弁護士資格を持たない業者に依頼してしまうことがありますが、これは非常に危険です。弁護士資格を持たない業者が報酬を得て削除交渉を代行することは、弁護士法第72条で禁止されている「非弁行為(ひべんこうい)」という違法行為に該当するためです。
爆サイ側も削除依頼に関しては、「当事者本人」もしくは「本人から正式に依頼を受けた弁護士」しか受け付けないという姿勢を取っています。
削除依頼を第三者に任せる場合は、必ず弁護士資格を持つ人に依頼するようにしましょう。
運営への感情的な脅しや、同一内容の連投
被害への焦りから、運営に対して威圧的または、乱暴な言葉を投げつけることは、解決を遅らせるだけでなく、自身の首を絞める結果になりかねません。削除依頼を行う際は、第三者が見ても状況が正しく伝わるよう、丁寧な言葉遣いで必要事項を記載することが不可欠です。
乱暴な要求は、たとえ正当な権利侵害の主張であっても、運営側のスムーズな判断を妨げる要因となります。
また、爆サイはメールでの削除依頼を一切受け付けていない点にも注意が必要です。
何通も同内容のメールを執拗に送信し続けると、最悪の場合「ブラックリスト」に登録され、今後そのアドレスからの連絡が一切届かなくなる恐れがあります。
こうしたことは、爆サイの「本家が語る爆サイのスレッド・レスを削除する方法」の記事にも明記されています。
書き込みの犯人を特定する発信者情報開示請求の流れ
削除依頼によって問題の投稿を削除することは、当面の被害を抑えるためには有効ですが、それだけでは投稿者による再発を根本的に防ぐことはできません。
悪質な誹謗中傷が繰り返される場合や、深刻な実害が生じている場合には、投稿者が誰であるかを法的に突き止める「発信者情報開示請求」の手続きが必要になります。
2022年のプロバイダ責任制限法の施行、そして2025年の情報流通プラットフォーム対処法への移行により、以前に比べれば手続きの迅速化が図られるようになりました。削除だけでは終わらせないための「犯人特定」について、必要となるケースや特定にかかる時間・コストの目安を解説します。
削除だけでは不十分?犯人特定が必要なケース
投稿を削除しても、投稿者が特定されない限りは「消されたらまた書く」という再発のリスクが常に残ります。根本的な解決を図るために、以下のようなケースで、発信者情報開示請求による犯人の特定を検討する必要があります。
- その投稿者や模倣犯に誹謗中傷を二度と繰り返させない抑止力を強めたい場合
- 売上の減少など実害が生じており、相手に対して損害賠償(慰謝料)を請求したい場合
- 刑事告訴を検討していて、警察に提出する証拠として投稿者の情報を確定させたい場合
- 知人による犯行が疑され、疑心暗鬼な状態を解消して実生活での安全や平穏を取り戻したい場合
- 「書き逃げ」を許さず公式な謝罪を求めることで、傷ついた社会的信用を回復したい場合
特定にかかる「期間」と「費用感」のリアルな目安
犯人特定の手続きは、新制度(開示命令)の活用により迅速化が進んでいるものの、依然として数ヶ月単位の期間と相応の費用を要します。弁護士に依頼した際のリアルな目安をまとめました。
【特定にかかる期間と費用の目安】
| 項目 | 目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 特定までの期間 | 3ヶ月〜6ヶ月程度 | 新たな法手続(開示命令)により以前より短縮傾向にあります。 |
| 着手金(弁護士) | 30万円〜50万円 | 依頼時に支払う初期費用。削除とセットで受ける事務所も多いです。 |
| 成功報酬(弁護士) | 20万円〜40万円 | 投稿者の特定が成功した際に発生します。 |
| 裁判費用・事務実費 | 数万円程度 | 裁判所へ納める印紙代や郵券代など。 |
| 合計予算(目安) | 50万円〜100万円 | 相手側の抵抗や、経由するプロバイダの数により変動します。 |
相手を特定した後に請求できる慰謝料の相場は、10万円〜50万円程度になる可能性があります。
弁護士費用がこれを超える「費用倒れ」のリスクがあるため、金銭的な回収よりも「二度と書き込ませない」「社会的責任を取らせる」といった再発防止や権利回復を目的として考えなければいけないケースがあります。
削除成功後に実施しておきたい検索結果のクリーン化
爆サイ側で投稿が削除されたとしても、それで全てが解決するわけではありません。
Googleなどの検索エンジン側には、まだ「削除前の古い情報」が残っていることが多く、それらがブランドイメージを損ない続ける原因になります。
物理的な削除を成功させた後は、検索ユーザーの目に触れる検索結果の見た目を正常な状態に戻すための仕上げが必要です。
Google検索結果に残るキャッシュの削除申請
爆サイ側でスレッドが削除されても、Googleの検索結果には、記事のタイトルや説明文が残り続けることがあります。これは、Googleのサーバーに古いデータ(キャッシュ)が保存されているためです。
通常、数日から数週間で自然に消えますが、手動で「古いコンテンツの更新」ができるツールを利用することで、検索結果からの消去を早めることができます。
【削除申請の手順】
- 削除されたページのURLをコピーする
Googleの検索結果に表示されている当該スレッドのリンクを右クリック(または長押し)し、「リンクのアドレスをコピー」を選択。 - 「古いコンテンツの更新」ツールにアクセスする
Googleアカウントにログインした状態で、「古いコンテンツの更新」のページにアクセス。 - 「新しいリクエスト」を作成する
「新しいリクエスト」ボタンをクリックし、コピーしたURLを貼り付けて「送信」を押す。 - Googleによる検証を待つ
Google側で「ページがすでに存在しない(404エラー)」、「内容が更新されている」ことが確認されると、ステータスが「完了」になり、検索結果から古い情報が消去される。
深刻化したサジェスト汚染の上書き対策
爆サイのスレッドを削除しても、検索窓に「炎上」などの不名誉な候補(サジェスト)が残り続けるケースは多いです。これは、元となる情報が消えても、検索エンジンが過去の検索データを重視しているからです。炎上時に多くの人が検索したデータは、記事を消しただけではリセットされません。
この状態を放置すると、新たなユーザーがサジェストをクリックしてしまい、ネガティブな検索データが更新され続ける負のループに陥ります。
これを打破するには、新しいポジティブな情報で上書きする施策が不可欠です。
公式サイトの更新やプレスリリースを通じ、ユーザーが検索したくなる新たなトピックを提供することで、不名誉な候補を塗り替えます。
削除は元となる火を消す作業、サジェスト対策は焦げ跡をキレイに掃除する作業として捉え、セットで取り組むことで早急なブランドイメージの回復につながります。
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結局どこに頼むべき?「自分・弁護士・対策業者」の判断基準
爆サイでの誹謗中傷トラブルを解決する手段は、大きく分けて「自分で行う」「弁護士に依頼する」「対策業者に依頼する」の3つがあります。
どれが正解というわけではなく、現在の被害状況や最終的にどこまでやりたいか(消すだけでいいのか、犯人を捕まえたいのか)という目的、状態や予算によっても最適な選択肢は異なります。
まず、3つの解決手段について比較します。
| 自分で行う | 弁護士 | 対策業者 | |
|---|---|---|---|
| 費用目安 | 削除依頼だけなら0円(無料) | サイトへ直接削除請求:10〜20万円(着手金+報酬金)
仮処分申し立て(裁判所手続き):35〜40万円(着手金+報酬金) | サジェスト汚染対策:月額3〜5万円(日額1,600〜2,000円程度)
逆SEO対策(ネガティブ記事順位調整):月額20〜30万円 |
| 削除の成功率 | 明らかな規約違反なら高い | 法的根拠が示せれば高い | 削除は不可(噂を目立たせなくする対策) |
| 犯人特定 | 法知識がなければほぼ不可能 | 可能 | 不可能 |
| スピード目安 | 削除依頼だけなら即日 | 数日〜数週間(裁判含む) | サジェスト対策なら1か月
逆SEO対策なら3〜6か月 |
| 得意なこと | 明らかな規約違反の削除 | 法的解決・責任追及 | 検索結果全体の浄化 |
- とにかく今すぐ、お金をかけずに消したいなら:自分
実名や住所の晒しなど、誰が見ても爆サイの規約に違反している場合は、自分でフォームから申請するのが最短です。まずは自分でやってみましょう。
- 執念深い攻撃を止めたい、犯人を特定したいなら:弁護士
削除と同時に「誰が書いたか突き止めたい」「損害賠償を請求したい」と考えるなら弁護士一択です。法的文書による申請は、個人で行うよりも運営側の対応がスムーズになる傾向があります。
- 検索結果の悪評をまとめて対策したいなら:対策業者
掲示板の削除だけでは解決しない、検索候補(サジェスト)の汚染や、複数のサイトに広がる悪評の火消しを丸ごと任せたい場合に有効です。再発防止の守りを固めたい企業・個人に向いています。
爆サイの削除に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、爆サイの削除依頼を検討する際によく寄せられる疑問についてお答えします。Q:削除依頼はどれくらいの期間で結果が出る?
通常、7営業日以内が目安です。爆サイの公式アナウンスでは、削除依頼やお問い合わせへの対応は「7営業日を目途」に行うとされています。ただし、これはあくまで目安であり、内容や混雑状況によっては前後する可能性も考えられます。
Q:削除依頼を出したことは、書き込んだ本人にバレる?
単なる削除依頼だけであれば、本人に通知がいくことはありません。通常の削除申請は、あなたと運営側だけのやり取りで完結するため、投稿者に誰が消したかが伝わる心配はありません。
ただし、投稿者を特定するための「発信者情報開示請求」を行った場合は別です。
手続きの過程で、プロバイダから投稿者に対して「あなたの情報を開示してもよいか」という意見照会書が届くため、その時点で特定に向けた動きがあることが本人に知られることになります。
Q:警察に相談すれば、すぐに削除してくれますか?
警察には、サイトの書き込みを直接削除する権限はありません。警察の役割はあくまで犯罪の捜査です。
殺害予告や爆破予告、ストーカーといった緊急性の高い事件であれば動いてくれますが、誹謗中傷などの民事上のトラブルについては「民事不介入」の原則により、警察が運営側に削除を強制することはありません。
単に「投稿を消したい」という目的であれば、警察ではなく、爆サイの専用フォームから自分で申請するか、弁護士へ相談するのが確実な方法です。
まとめ:爆サイの誹謗中傷の削除はスピード感が大切
爆サイでの誹謗中傷の被害を最小限に抑えるために重要なことは、放置せずに一日でも早く対処することです。ネット上の情報は、一度拡散すると、後からそのすべてを削除することは困難になります。
2025年に施行された情報流通プラットフォーム対処法によって、爆サイのような大規模掲示板にも迅速かつ透明性の高い対応が求められるようになりました。
以前よりも、被害者側が声を上げやすい環境が整っている今、迷って何もしないでいることは損でしかありません。
- 明らかな規約違反なら、自分で削除依頼を申請。
- 相手を特定し責任まで取らせたいなら、弁護士へ。
- 検索結果やサジェストの噂を消したいなら、風評被害対策業者へ。
まずは現在の被害状況を整理し、放置せずに適切なアクションを起こしてみてください。
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